学びが変わる!筆記用具の選び方

テニスの試合で、自分に合ったラケットを使うとボールがよく飛び、気持ちよくプレーに集中できるように、
公文の学習でも「自分の手に合った筆記用具」を使うことはとても大切です。
反対に、合わない筆記用具では集中しづらく、学習の効果も上がりにくくなってしまいます。

  

筆記用具を忘れて教室に来てしまうのは、まるでラケットを持たずにテニスの練習に行くようなもの。
せっかくやる気があっても、道具がそろっていないと実力が発揮しきれません。
毎日気持ちよく学習に取り組むためにも、ぜひ一度、お子さんの筆記用具の見直しをおすすめします。

 

道具選びのポイント

  • 鉛筆:持ちやすく、筆圧に合ったものを。短めの三角軸の「くもんのこどもえんぴつ(6B〜2B)」は、自然に正しい持ち方が身につき、力が弱くてもなめらかに書けます。

  • 消しゴム:軽い力でよく消えるものを。たとえば「レーダー(Sサイズ)」や「フォームイレーザーダブル(Sサイズ)」は、小さな手でも扱いやすく、消しあとも残りにくいのでおすすめです。

  • 筆箱:出し入れがスムーズなものを。とくに幼児さんは、ファスナー式が開け閉めしやすくおすすめです。

 

年齢に合わせた選び方

◎鉛筆を持ち始めたばかりのお子さんには…

まだ手の力が十分でない時期には、筆記用具の影響がとても大きくなります。
持ちにくい鉛筆や消しにくい消しゴムでは、やる気も続きません。
正しい持ち方が自然と身につく、短めで三角軸の6A鉛筆を選んであげてください。

また、筆箱やバッグにおもちゃやキーホルダーがついていると、気が散りやすくなります。
できるだけシンプルに整えていただけるとありがたいです。

◎小学校低学年のお子さんには…

六角軸の2B鉛筆は転がりにくく、しっかり濃く書けるので、集中して書き進めることができます。

鉛筆の持ち方に不安がある場合は、引き続き「くもんのこどもえんぴつ(2B)」がおすすめです。

消しゴムも小さめでよく消えるものを。
見た目が楽しいキャラクターものは、消えにくく、書き直しに時間がかかるため、ストレスになりがちです。

さらに、鉛筆キャップは筆箱にしまう習慣をつけましょう。
転がり落ちて気が散ってしまう原因になります。

鉛筆はご家庭で削っておくと、教室でスムーズに学習に入れます。
学習後すぐに削る習慣をつけておくと、宿題の取りかかりもスピードアップします。

 

失敗から学んだこと

 

かなり昔の私の失敗談です。
私の子どもも、かつて「ずんずん」(幼児用運筆教材)がうまく書けず、「やりたくない…」と感じてしまっていた時期がありました。

当時、教室の先生に「くもんのこどもえんぴつ6A」を勧めていただいたことで、驚くほどスラスラ書けるようになり、苦手だった「ずんずん」にも前向きに取り組めるようになりました。

ほんの少しの道具の違いですが、学習意欲に大きな影響を与えるのだと、身をもって感じた経験です。

 

おすすめの筆記用具

  • 鉛筆
     - くもんのこどもえんぴつ(6B〜2B):短めで持ちやすく、正しい持ち方が自然と身につきます
     - uni ナノダイヤ2B:なめらかな書き心地
     - コクヨ ジュニアペンシル(0.9mm):鉛筆感覚のシャープペン(尊敬する先輩の先生に教えていただきました)

  • 消しゴム
     - シード レーダー(Sサイズ):公文のオリジナル消しゴムにも使われている定番。透明タイプは消えにくいので注意!
     - フォームイレーザーダブル(Sサイズ):軽い力でよく消える

実は、私は文房具の新商品やランキングをチェックするのが趣味です。
今回ご紹介したのはあくまで個人的なおすすめですが、お子さんに合った道具を選ぶ際の参考にしていただけたらうれしいです。
「うちではこれがおすすめです!」という情報がありましたら、ぜひ教えてください。

 

最後に

 

筆記用具は、お子さんが毎日使う「学びの道具」です。
見た目や流行にとらわれすぎず、「お子さんが無理なく、気持ちよく学習に取り組めるかどうか」を大切にして選んであげてください。「どんな道具が合うのか迷ってしまう…」というときは、どうぞお気軽にご相談ください。